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sabiql開発者riii111さんに聞く、CodeRabbitが支える個人OSSのコードレビュー

by
Atsushi Nakatsugawa

Atsushi Nakatsugawa

March 30, 2026

1 min read

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ターミナル中心の開発体験を追求する PostgreSQL 向けTUI「sabiql」

sabiql は、PostgreSQL をターミナル上で閲覧・編集・分析できる Rust 製の TUI ツールです。既存の psql を活用する設計により、追加ドライバや複雑なセットアップなしですぐに使い始められるのが特徴です。SQL の実行、ER 図生成、テーブルやカラムの確認、パフォーマンス分析までを、ターミナルから離れずに扱えます。

UI/UX は、必要なものだけを必要なときに呼び出すミニマルな思想で設計されています。常時画面を占有するのではなく、作業の流れを崩さずに必要な情報へ素早くアクセスできる構成です。さらに、破壊的な操作には確認を挟むなど、安全性にも強く配慮されています。sabiql は、riii111さんが個人で開発しているオープンソース・ソフトウェアです。

最近ではPostgres Weeklyに取り上げられたほか、AUR(Arch Linux向けパッケージ)やFreshPorts(FreeBSD向けパッケージ)などへ、コミュニティからパッケージングされており、プロジェクトの広がりが着実に見えてきています。

今回はこのsabiqlの開発者であるriii111さんに、本プロジェクトにおけるCodeRabbitの活用状況について伺いました。

AIレビューだけでは埋まらない課題

CodeRabbit 導入前は、別のAIツールをメインレビュアーとして活用していました。ただ、それだけではレビューとして十分とは感じられませんでした。AI を使ってレビューする前提はすでにあったものの、単体で任せ切るには物足りない部分があり、別の観点から補完してくれる存在が必要でした。

特に負荷になっていたのが、AI 用の rules (以下、ルール)運用でした。ルールに準拠できているかを見るだけでなく、そもそもそのルールが妥当なのかも考えながら運用する必要があり、そこにコストがかかっていました。そのため、ルール周りをしっかり見てくれるセカンダリーレビュアーが欲しい、というのが導入前の大きな課題です。

現職での利用を通じた手応え

CodeRabbit を知ったきっかけは、去年からSNSで名前をよく見かけていたことです。加えて、CLI はたまに使っていて、まったく新しいツールというわけではなく、すでに何度か接点がありました。

また、現職でも使っており、そこで良い指摘をくれる印象があったことも大きかったです。外から評判を聞くだけではなく、自分の中で実際に触った上での評価ができていたことで、レビューに使えるツールとして自然と候補に入っていました。

導入の決め手はルールへの準拠

導入の決定要因として大きかったのは、課題になっていたAIレビュー用のルールに準拠して指摘してくれる点でした。単なる便利機能ではなく、まさに必要としていた役割に合致してくれました。

それだけでなく、他のAIコードレビュー機能に負けないレベルで良いコメントを返してくれる点も後押しになりました。具体的には、SQLのEXPLAIN/Compare機能の改善PRにおいて、以下のようなTUIならではの細かな落とし穴を拾ってくれています。

  • overscroll後に戻れなくなる問題

  • 狭い端末での表示崩れ

  • マルチバイト文字でのカーソル位置のずれ

  • 長いSQLが確認画面で最後まで読めない

ルールベースで堅実に見てくれるだけではなく、単なるスタイルや命名の指摘にとどまらない、実際のユーザー利用体験に直結する問題も検知してくれています。レビューコメント自体の質にも手応えがあり、導入前に感じていた課題が改善に向かう感触を持てたことが、導入判断につながっています。

単一のAIに依存しすぎない開発スタイル

導入後は、開発体験が変わったと感じています。先に挙げたような、ルールに則った堅実な指摘だけでなく、考慮漏れやベストプラクティスまで含めて、レビュー指摘の範囲と深さの両方を広げられる印象があります。もともと求めていたセカンダリーレビュアーとしての役割を、実運用の中でしっかり果たしてくれています。

運用面では、別のAIコーディングツールをメインレビュアーとしつつ、CodeRabbit をルールを重視したセカンダリーレビュアーとして活用している構図となっています。役割を分けて使うことで、レビューの抜け漏れを補いながら、単一のAI に依存しすぎない形でレビュー体験を組み立てているのが特徴です。個人開発の体制だからこそ、この補完関係の価値はより大きいと感じます。

今後の期待はルール運用と学習の可視化

利用していく中で、今後さらに改善されるとうれしい点もいくつかあります。たとえば、CodeRabbit がどの程度のルールを扱えるのか、その上限が分かると安心できます。ルールを前提に運用しているからこそ、どこまで任せられるのかが見えるようになることに意味があります。

また、過去のレビュー指摘への返信を受けて、どのように学習し、どう効果につながっているのかが見えるとより良いですね。指摘を出すまでの速度が向上し、蓄積された情報を可視化・管理できる仕組みもあると嬉しいです。単にレビューを返すだけでなく、継続利用の中で内部状態が見えてくると、今後ますます便利になると思っています。


CodeRabbitは今後もsabiqlの開発をサポートして参ります!

riii111/sabiql: A fast, driver\-less TUI to browse, query, and edit PostgreSQL databases

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