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人間では見抜けないバグをAIが検知。フォトクリエイトが語るCodeRabbit導入の真価

by
Atsushi Nakatsugawa

Atsushi Nakatsugawa

June 19, 2026

1 min read

June 19, 2026

1 min read

  • フルリモートのエンジニアチームで支える、6つの自社サービス開発体制
  • 開発スピードの向上に伴い顕在化した、人間によるレビューの限界
  • 変更内容を瞬時に把握できる「要約機能」と親しみやすさ
  • セットアップの容易さとロジックに踏み込んだ指摘の深さ
  • レビュー工数が半減し、文字コードレベルの微細なバグも検知可能に
  • サポート体制の強化と、さらなる組織的なルールの徹底への期待
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AIがコードを書くほど、レビューには独立性が必要です

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コードを書くシステムと、それをリリースしてよいか判断するシステムは同じであるべきではありません。独立したレビュアーは、品質を犠牲にせずチームが高速に進み続けるための安全装置になります。

Tokenmaxxingは終わり、これからはMergemaxxing

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AIコードレビューの目的は、より多くのトークンを消費することではありません。チームがより良いコードをより速くリリースし、本番環境での問題とレビューのボトルネックを減らすことです。

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AIエージェントがより多くのコードと長いタスクを扱うようになると、「結果を信頼する」だけでは足りません。重要な3つの瞬間における説明可能性が、なぜ今やプロダクトそのものになっているのかを見ていきます。

フォトクリエイトは、「感動をカタチにしてすべての人へ」という想いを掲げ、人生の輝く瞬間を写真として残すための多様なインターネット写真サービスを展開しています。創業以来、2,100名のカメラマンネットワークを活用し、これまでに19.7億枚以上の撮影実績を積み上げてきました。

直近では、2026年4月30日にスポーツ写真販売サイトのリブランディングを行い、新たな価値を提供する新サイト「ALLSPO」を公開するなど、常にサービスの刷新を続けています。こうした大規模な開発の最前線で、エンジニアリングを通じてサービスの質を支えている、フォトクリエイト開発部のソフトウェアエンジニアである山城郁菜さんにお話を伺いました。

フルリモートのエンジニアチームで支える、6つの自社サービス開発体制

開発組織全体は約24名で構成されており、計6つの写真販売サイトをすべて自社で開発・運営しています。それぞれのサイトごとにチームが分かれており、山城さんが所属する新サイトのリニューアルチームや、学校写真、プラットフォームの保守運用を担うチームなどが存在します。

山城さんのチームは約6名体制で、エンジニアは基本的にフルリモートで勤務しています。開発スタイルとしては、チーム内でインフラからアプリケーションまで幅広く担当し、必要に応じてインフラに詳しいメンバーにレビューを依頼しながらも、基本的にはチーム内で一貫して開発を完結できる体制を整えています。

開発スピードの向上に伴い顕在化した、人間によるレビューの限界

フォトクリエイトではAIコーディングツールの導入が進んでおり、コードの生成スピードが飛躍的に向上したことが、逆にレビュー側の負担を増大させていました。開発生産性の可視化を進める中で、PR(プルリクエスト)を細分化する取り組みも行いましたが、結果としてPRの数自体が増え、人間の目によるレビューが開発全体のボトルネックになりつつありました。

A woman sits at a wooden table with a silver laptop, looking thoughtfully aside.

以前は1つのPRに対して人間が30分ほどの時間をかけて丁寧に確認していましたが、全数に対してこの工数をかけ続けることには限界があります。AIが書いたコードの品質をどのように担保すべきかという課題もあり、第3者の視点としてAIによるチェックを取り入れる必要性が高まっていました。

「開発の可視化が進みPR数が増加する中で、AIコーディングツールの普及がさらにレビューの負担に拍車をかけていました」(山城さん)

変更内容を瞬時に把握できる「要約機能」と親しみやすさ

CodeRabbtiを導入するきっかけとなったのは、SNSなどで評判を見かけたことです。当時、他の類似ツールとの比較検討も行いましたが、特に魅力を感じたのが、PRの内容を自動で簡潔にまとめてくれる要約機能、ウォークスルーでした。

レビューに入る前に、AIが事前に「何が変わったのか」を整理してくれるため、変更の全体像を素早く理解できる点が非常に優れていると感じました。また、ツールのアイコンであるウサギが可愛らしく、チームメンバーが親しみを持って導入を受け入れやすい雰囲気を持っていたことも、心理的なハードルを下げる一因となりました。

「機能面の効率性はもちろん、チームに馴染みやすいキャラクター性も、ツール選びにおける意外な好ポイントになったと思います」(山城さん)

セットアップの容易さとロジックに踏み込んだ指摘の深さ

導入の決め手となったのは、GitHubとの連携設定が非常に簡単で、すぐに全社展開が可能な状態だったことです。導入にあたって複雑な手間がかからず、スムーズに運用を開始できる点は大きなメリットでした。

また、単なる構文チェックだけでなく、コードの背景や開発の意図を汲み取った指摘が得られる点も高く評価しました。検討段階での検証を通じて、人間が見落としがちな論理的な不備までしっかりとカバーできることが分かり、「これなら開発効率を確実に上げられる」と確信しました。

「導入コストの低さに加え、AIが開発の意図まで読み取って深い指摘をくれるという信頼感が、採用の決定打となりました」(山城さん)

レビュー工数が半減し、文字コードレベルの微細なバグも検知可能に

CodeRabbit導入後の大きな成果として、レビューにかかる時間が従来の半分程度にまで短縮されました。AIが細かい修正や要約をあらかじめ済ませてくれるため、人間は設計方針や重要なアウトラインの確認に集中できるようになりました。

驚くべき効果として、人間ではまず気づけないバグをAIが指摘してくれたことがありました。見た目は同じでも文字コードが異なる記号が混入していた際、「意図しない修正ではないか」とCodeRabbitがアラートを出してくれました。また、Reactのコードにおいても、PRの概要と実際の修正内容に乖離がある場合に指摘をくれるなど、未然に不具合を防ぐ強力な味方になっています。

「工数の大幅削減だけでなく、文字コードの違いといった『見えない不具合』まで検知し、品質の底上げに直結しているのは非常に大きな効果です」(山城さん)

サポート体制の強化と、さらなる組織的なルールの徹底への期待

今後の運用においては、組織全体で統一したルールをより確実に適用させるため、グローバルオーバーライド機能を活用していきたいと考えています。プロジェクトごとに言語やフレームワークが異なるため、それらに合わせた最適なカスタマイズをさらに突き詰め、開発効率を極限まで高めていくことが目標です。

また、ツールの進化に伴う設定の同期などの面で、より迅速なサポート体制が整うことを期待しています。現在は不具合も解消されていますが、トラブル時の対応がよりスピーディーになれば、止まることのない開発現場においてさらに安心して利用できるようになると感じています。


CodeRabbitは、今後もフォトクリエイト社の開発をサポートして参ります!